2023年4月24日、京都府舞鶴市の路上で指の一部が発見されるという恐怖の事件が発生しました。
その意外な顛末に、ネットが沸き立っています。
切断された指が京都で発見される
指が発見されたのは、24日の午後4時頃。
6第1関節から先の、約2cmの指先が路上に落ちているのを、小学生が見つけました。
京都府舞鶴市朝来西町(あせくにしまち)で4月24日、路上に指の一部が発見された事件が話題になっています。
小学生が発見した指の先は第1関節から約2cmであり、SNS上では暴力団抗争などの憶測が飛び交いました。
第一関節から約2㎝、成人男性の人差し指で例えるならば、第一関節丸々です。
爪も残ったままの状態だったそう。
しかし、25日になって事件は急展開し、指は舞鶴市在住の60代配達員のものであることが判明しました。
男性は配達中に車のスライドドアに指を挟んだが、そのまま配達を続けて病院には行かなかったと話しているという。
この事実に対し、SNS上では職場環境の厳しさについての声が多数あがりました。
配達員業務を経験した人からの同情の声もあったが、配達業界には問題行為があるとの指摘もされています。
現在はとても便利な世の中で、注文した商品が次の日には届いたりと、あっという間に品物が届くことを当たり前になってしまっていますが、その背景には「指を切断しても仕事を続けなければいけないくらいの状況」であるような労働環境であること、「配達員さんの日々の努力の賜物」であることを理解し、私達は感謝し、敬うべきではないでしょうか。
切断された指は治療可能か?
指が切断されるときは、皮膚や骨は勿論、指の関節を動かすすじ(腱)や、指の感覚を司る神経、指に血液を送る動脈、指に来た血液を心臓に戻す静脈など重要な組織も切断されます。切断された指の血行を早急に回復する手段を講じないと、指の組織は死んでしまいます。
再接着の適応
全ての切断指が再接着可能なわけではありません。刃物で鋭利に切断された指や、切断部の組織の挫滅が限局するものは良い適応です。最近では、血管が非常に細い指先の切断でも積極的に再接着が行なわれるようになってきています。
切断部だけでなく全体が圧挫されているような指、引き抜かれた指、熱も加わって切断された指、切断後冷却処置がされないで時間が経った指は再接着出来ません。
日本整形外科学会より引用
もしも万が一、指を切断してしまった際は、切断までいかずとも怪我をした場合は「患部をよく冷やす」「腕を心臓よりも高い位置に上げる」事が自身で出来る応急処置です。
指を切断しても配達を続けた配達員さんへの疑問の声
今回の事件は衝撃的でネットでも様々な意見があります。
無論、「配達員」「物流」のお仕事をされている方が時間に追われ激務である事は以前から問題視されていました。
しかし、「指を切断」しても仕事を続けるって、実際問題無理がありますよね・・・
「早く荷物を届けなければいけない」「時間までに間に合わせなければいけない」配達員さんは日々精神的にも追い詰められながらお仕事をされていると思います。
ですが「指を切断した」痛みというのは相当なはずなんです。
指には多くの神経が集中しています。相当な激痛だったはず。
出血もかなり多かったはずです。
その手で運転、荷物を持つ、それを何時間も続行なんて、私ならば不可能です。
即刻会社に連絡して「配達続けろ!!」と言われたとしても直ぐに病院に行きますよね。
このニュースは「フェイク」なのでは?という意見もちらほらあります。
真偽の程は分かりませんが、いずれにせよ、私達は改めて配達員さんに感謝しなければいけませんね。
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