「王道メンヘラソング」Twitterの「まふまふさん」の投稿が発端で、これがツイッターでトレンド入りしていましたね。
私、個人的にメンヘラソングと呼ばれるものは好きで、「ミオヤマザキ」の「メンヘラ」にはまっていた時期がありますｗ
そもそもメンヘラソングと呼んでいいのかも分かりませんが、私はこういった類の曲を「落ちるため」に聞くのではなく、むしろ精神を落ち着かせたり、上げるために聞きます。
変わってますかね？ｗ 人の心って美しいじゃないですか。元気な時も、病んでいるときも、どんな心も、気持ちも、大切で美しいものだと私は思っておりまして、「こんな風に思っているんだ、こんな風に考えるんだ、これだけ苦しんでも、きっと立ち上がっていくんだろうな、幸せになってほしいな」
とか、色々考えますｗ
そんな数あるメンヘラソングの中でも、個人的にお勧めなのがCoccoさんの「遺書」という曲
人によっては重いラブソングと捉えられるかもしれませんが、
当時鬱病だった私はこの曲の美しさに衝撃をうけました。
克服した今聞いても、本当に美しい曲だなと思います。
曲のタイトルは重たく暗いイメージですが、曲は私は暗いとは思いません。ただ「美しい」です。
私は歌詞だけでも泣けますｗ
心が病んでいる方にも、元気な方にも非常にお勧めな曲です。
coccoとは
そもそも、最近の若い方はcoccoを知らない方も多いのではないでしょうか？
この方がCoccoさん。
１９９７年にシングル曲「カウントダウン」でメジャーデビュー
翌1998年5月リリースの2ndアルバム「クムイウタ」はオリコンウィークリーチャート初登場1位を記録します。
しかし「強く儚い者たち」等をリリースし、大ヒットで絶頂期にあった2001年、「歌えなくなった」として、音楽活動を一時休止しました。
2006年には活動を再開していたようですが、表舞台に積極的に登場することはなくなってしまいました。
2009年の雑誌の記事で「拒食症」「リストカット」の事を自ら語っていたようです。
精神的な病気を患っていたんですね。
ですが、映画に出たり、舞台に出たりと、幅広く活動される方です。
cocco 遺書
この曲は、デビューシングル「カウントダウン」のB面に挿入されていた曲で、知らない方も多いと思いますが、個人的には神曲です。
命の終わりがテーマの曲で
大切な人に向けて、自分が最期を迎えた時に、「こうして欲しい」という思いが綴られています。
もう、とにかく聞いてほしいし、歌詞をじっくり見てほしいです。
私は、ただただ「美しい」と感じました。
以下歌詞を記載します。
遺書 歌詞
歌：Cocco
作詞：こっこ
作曲：成田忍
私が前触れもなく
ある日突然死んでしまったなら
あなたは悲しみに暮れては
毎晩 泣くでしょう。
2人で行くはずだった島と
夜景の綺麗な坂道
叶わぬ明日の地図を見て
自分を責めるでしょう。
骨埋める 場所なんて いらないわ。
大事にしてたドレスも、
写真立ても、
ひとつ残らず焼いて。
そして灰になった
この体を
両手に抱いて、
風に乗せて
あの海へと
返して下さい。
例えば何かがあって
意識さえ無い病人になって
あなたの口づけでも
目覚めないなら お願いよ。
その腕で終らせて
そらさずに最後の顔 焼き付けて
見開いた目を 優しく伏せて。
そして灰になった
この体を
両手に抱いて、
風に乗せて
あの海へと
返して下さい。
いつか誰かまた求めるはず。
愛されるはず。
そうなったら幸せでいて。
だけど、私の誕生日だけは
独り、あの丘で泣いて。
裸のまま泳いだ海。
私を 想って。
イメージが浮かんでくる天才的な歌詞
私はこの曲を聴いて、歌詞をみて、一つの物語を見たような感覚になりました。
すごくイメージがしやすいですよね。
きっとこの二人はとても仲が良くて、深く愛し合っていたのでしょう。
「終わりが来るとき貴方に側にいてほしい。そして、愛するあなたの手で、どうか終わらせてほしい」
いや、この場面想像するだけで泣ける。本当に。
「物はあの世には持っていけないからいらない。貴方との思い出があるあの海へ私の灰をまいてほしい」
こんな、死んだ後もこう思えるような相手って、なかなかいないですよ・・・
最後の歌詞では、「幸せになってほしい。でも、私の事を忘れないでほしい、誕生日だけでいいから、思い出してほしい」と僅かな願いも綴られています。
うーん。これは、「メンヘラソング」というよりやはり私は美しい曲だと思います。
このくらい想い合える相手に巡り合えるといいですね。
是非皆さんもこの曲を聴いてみてください。
私はアップルミュージックでこの曲を聴いています。
最後にリンクを貼っておきます。
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