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今年2021年の3月に北海道の旭川でいじめが原因での自殺とされる(公園で凍死体として発見された)女子中学生の廣瀬爽彩(さあや)ちゃんに関する問題で新たな進展がありました。
現在も第三者委員の調査が行われています。
旭川女子中学生いじめ凍死事件「やっといじめが認められる」
2021年10月28日の旭川市議会で旭川の新市長である今津寛介(ひろすけ)市長が旭川女子中学生いじめ凍死事件において、「資料を精査し、いじめがあったと認識した」と発表しました。
やっと、まずは「認める」というスタート地点に立ちましたね。
これまで、市や学校、教育委員会は認めるという事すらしてきませんでした。
多くのメディアに取り上げられ、遺族の手記も公開されたり「いじめられていた事実」があるのにも関わらずです。
旭川女子中学生いじめ凍死事件 亡くなる前からの「いじめの相談」
亡くなったさあやちゃん、さあやちゃんのお母さんは、そもそも学校に対しいじめの相談をしていました。
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ですが、「一人の被害者の未来より、10人の加害者の未来の方が大事」とあまりにも残忍な発言をする先生のいる学校です。
担任の先生に「相談がある」というと、「デートがあるから」
と断られるような先生のいる学校です。
命を救える方法は幾らでもあったはずです。
まだまだ人生これからである14歳の少女の命を奪ったのは学校でしょうか。先生でしょうか。いじめの加害者でしょうか。
いずれにせよ、さあやちゃんにもう二度と未来なんて訪れません。
さあやちゃんの遺族の方は、さあやちゃんのいる未来をもう二度と望むことは出来ません。
旭川新市長「今津寛介」の掲げた公約
こちらが今津市長が掲げた公約
いじめ問題の真相解明もしっかりと記載されています。
取材翌日の5日が「何の日か知っていますか?」と質問した小川氏に対し、「爽彩さんの誕生日」と即答した今津氏は「私自身も4人の子育てをする父であり、一番下の3男が中学2年生なので胸を痛めている」「ご遺族の意向を受けた人を第三者委員会に加えるべき」「第三者委員会は適時報告を3か月に1回、月に1回でもやるべき」と語り、「市長直轄の『いじめ110番SOS』を作り、必ず市長に情報が届くようにしたい」と明かした構想を実際に公約として市長選を戦い、開票前に「当確」が出る圧勝となった。
yahooニュースより
このように、今津市長は旭川女子中学生いじめ凍死事件への関心が強く、事件の解明に尽力してくれることでしょう。
闇の深い北海道旭川が少しでもいい方向へ向かってくれることを期待します。
旭川女子中学生いじめ凍死事件は「いじめ」ではなく「殺人」
- 卑猥な行為を強要される
- 写真を撮られ拡散される
- 「もうやめてください。死にますから」と川へ飛び込むさあやちゃんを止めるどころか煽る
- 死にたいなら死ねば?と発言する加害者児童たち
- 相談しても「一人の被害者より10人の加害者の未来の方が大事」と発言する教頭
- 相談しようとしたら「デートがあるから」と断る担任
これはもう、「いじめ」の範疇をとうに超えていますよね。
「殺人」と言っても過言ではありません。
私自身中学校は大阪のガラの悪いところでしたが、ここまで陰湿で悪質で腐りきったいじめは見たことも聞いたこともありません。
「中学生でも善悪の判断はつく」
ここまでのことをして、「悪い事」だと思わなかったのでしょうか。
ここまでのことをされた相談を受けた学校側は「いじめ」として問題視し、解決に尽力しなかったのは何故でしょうか。
本当に「闇」しか感じません。
こんな残忍な事が出来てしまういじめの加害者達を創ってしまった環境、要因にも大きな問題があるでしょう。
ネット社会、子どもでも一人一台スマホ、便利な社会の産んだ歪でもあるのかもしれません。
様々な問題、要因はありますが、本当に闇の深い事件です。
いずれにせよ、もう亡くなった命は何があろうとも戻ってはきません。
本当にせめて、最低限の、遺族に対する誠意のある言動と、今後このようなあってはならない悲しい事件が起こらない事を願います。
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